杖の選定
2026/09/25
利用者様の奥様より
「最近、歩くのが遅くなり、すぐ疲れたって言うんです。
杖とか使った方がいいですか?」
とのこと。
ケアマネージャーと相談し、福祉用具の方に依頼。
早速、何本か持ってきていただきました。
福祉用具の決まり事で、多点杖(3本足または4本足)はレンタルできます。
T字杖(1本足)はレンタルできないので購入になります。
今回は多点杖2本とT字杖を5本も持ってきていただき、吟味しました。
福祉用具の方からの説明では、
杖のグリップ(握るところ)の素材や形状、
重さや強度、杖が接地した時の杖先の動きの違い、
などなど、特徴があるとのこと。
長さの確認は私たち理学療法士の仕事です。
専門家らしい基準だと以下の3つほど
①足の小指の外側15㎝のところに杖を突いたとき、 肘関節が約30度の角度になる長さ
②床面から足のつけ根(大転子)までの長さ
③腕を垂直に降ろした時の手首(橈骨茎状突起)の高さ
ただ、最近の説明書などでは
『身長÷2+3㎝』だとか・・・
とは言っても、結局はご本人の歩きやすい高さを選ぶことが大切だと思います。
私の経験からも、上記の基準に合わない長さで軽快に歩かれている方が何人かいました。
多点杖とT字杖の選択基準は、
支持性重視か歩行重視か、ではないでしょうか。
多点杖は、支持性はいいですが大きくは振り出せません。
T字杖では、多点杖に比べると不安定感はありますが、軽快に歩けます。
さてさて、今回の方はどうでしょうか。
結局、多点杖2本とT字杖3本を1週間ほどお試しでお借りしました。
歩行を確認し、ご本人と相談して決めようと思います。

